「オードパルファムとオードトワレ、どちらがいいですか?」という質問をよくいただきます。どちらが優れているということはなく、用途と好みによって選ぶものです。ただ、濃度の違いが香りの印象に与える影響は、数字以上に大きいです。ここで整理します。
香料濃度の定義 ¶
オードパルファム(EDP)は香料濃度が15〜20%、オードトワレ(EDT)は8〜15%が一般的な範囲です。ただし、これは業界の慣習であり、法的な定義ではありません。同じ「オードパルファム」でも、メーカーによって濃度は異なります。Bay Blend Vaultのセレクションラインは、フレグランスによって12〜18%の範囲で設計しており、ラベルに実際の濃度を記載しています。
濃度が高いほど良いわけではない ¶
濃度が高いと持続時間が長くなる傾向はありますが、香りの印象も変わります。同じ配合でも、濃度を上げるとベースノートの重い素材が前面に出やすくなります。軽い柑橘 誠一グランスを高濃度にすると、バランスが崩れることがあります。Bay Blend Vaultでは、各フレグランスの素材構成に合わせて最適な濃度を設定しています。「朝の港」は12%、「深夜の温室」は18%です。
持続時間の現実的な目安 ¶
持続時間は濃度だけでなく、素材の種類、肌の状態、気温、湿度によって変わります。「8時間持続」という表記を見ることがありますが、これは理想的な条件での数値です。Bay Blend Vaultのセレクションラインでは、肌の上での持続時間を4〜6時間と案内しています。衣類につけると、肌より長く持続します。ただし、衣類への使用は素材によってシミになる場合があるため、目立たない部分で確認してください。
ビスポーク調合での濃度設計 ¶
ビスポーク調合では、お客様の使用シーンと好みに合わせて濃度を設計します。「日中の仕事中に使いたい、周囲への配慮が必要」という場合は10〜12%、「夜の外出で存在感を出したい」という場合は16〜18%を目安にします。濃度の変更は、本調合の前にご相談いただければ対応可能です。
濃度について具体的に相談したい場合は、試香の際にお申し付けください。同じ配合の異なる濃度を比較していただくこともできます。